二人育児中ー医師目線のlife log

関西在住勤務医、二人の子供の子育て中  子育てや共働き生活中心のlife log

夜泣き

『夜泣き』:「生後半年頃から1歳半ぐらいの赤ちゃんにみられる、夜間の理由のわからない泣き」

 

私がこのblogを始めようと思ったのは、友人の一言からです。

「え!夜泣きなかったの?!二人目も夜泣きなかったら、ノーベル賞もんだよ!」

そう、私は上の子(娘ちゃん)で夜泣きを経験しませんでした。でその後、下の息子くんより早く一人目を出産した友人と産後1年弱頃に会った時に、↑のように言われたのがすごく頭に残ってました。(そんなにかい!!って思ってましたが。)

息子くんがもうすぐ1歳半になった今、もうほぼほぼ夜泣きがくることはないかなと思って上の話しを思い出し私が気をつけていた事を書き残してみようかと思いました。

 

元々特に息子くんはよく寝る子なんだと思いますが、娘ちゃんは普通〜ちょっと大変な方かな。

娘ちゃんは乳児の時はいわゆるずっと抱っこしとかないと、、、って感じでした。

1−3ヶ月は頑張って寝かせても授乳のタイミングで起きる、というのが当たり前。

授乳間隔3時間と言っても、結局おむつ替えや寝かしつけしていると、結局1時間もないんかい!!!って (ーー;

いわゆる黄昏なき的なのも数回ありましたが、まぁそんな物だと思って乗り切ってました。

4、5ヶ月くらいになると授乳間隔も延び、夜はある程度ぐっすり早朝まで寝てくれるようになりました。

そこからは、いつ夜泣きが来るのだろうとビクビク。

8ヶ月前には仕事も復帰し、日々疲れ果てて子供と寝落ちしては起き直して家事を頑張ってまた朝早く起きるという生活。

ひたすら夜泣きがこないことを願いました! 笑 こんな状態で夜泣きになったら体持たない!!という思いで必死に祈ってました 笑

そして10ヶ月ごろに一度、夜中にどれだけ抱っこしてもすごい泣き叫ぶことを経験し、「これが夜泣きの始まりか…」と恐怖に青ざめたのを覚えています 苦笑

でも、祈りが通じたのか結局この1度きり。その後勝手に脅える父母に気持ちを知ってかしらずか、娘ちゃんはぐーぐーと朝までしっかり眠ってくれる子のままでいきました。

息子くんは心配をしないぐらい、グーグーくんでした。

 

それまでも色々困った時にネット情報を頼ることもありましたが、できるだけ正しい情報が欲しいと『アメリカ小児学会』(AAP)などを中心にガイドライン(指針)検索をしていました。

実は『夜泣き』って海外の概念にはないんですよね!!

『colic』という言葉があり『小児仙痛』や『夜泣き』と訳されるんですが、『colic』自体は主に1−3ヶ月の乳児に対して使われる言葉で、それ以降、特に6ヶ月以降はそんなにも泣かないというふうになっています。

じゃあ、夜泣きってないの?ってなっちゃいますが、実際はそんなことはないと思います。でもこのくらいの月齢だとリズムが整うはずだから、夜泣くことは少ないという考えなのだと思います。

 

リズムをつけるのに乳児期初期から気を付けていたことが数点ありました。

1)朝7時頃に必ず一度起こすこと

2)授乳は本人が満足するまで、飲みたいだけ飲ませる

3)できるだけ1日の流れを毎日同じようにする

この3点はすごく気を付けてやっていました。

(1)と(3)は一連のことになると思いますが、朝から光を浴びせて体内時計をリセットさせること。そして、できるだけ授乳の時間、離乳食の時間、散歩の時間、お風呂の時間、夜寝る時間(暗所に連れて行く時間)は一緒にするようにしていました。

昼と夜があること、夜は暗くなって眠る時間となることなどを条件付け的にいつか覚えて行くかなと。

これらのことは比較的色々なところに記述されています。

(2)は母乳育児のことに関わることでもあるとは思いますが、出産直後より母乳育児に度々頭を悩ませてました。

しばらくして行き着いたのがWHOの母乳育児指針 (The Model Chapter on Infant and Young Child Feeding、WHO 2009)、ちょっと古いのですが、これに従って授乳をしていたのですが、基本飲ませたいだけ飲ませるというのを徹底してました。なので夜寝る前も可能な限り飲めるだけ飲ませてました。(またいつかこちらも書かせてもらおうと思います)

そんな特殊なことではなく、おそらくほとんどのお母さんがされていることだとは思いますが、やはりこれをしっかりやっていくのが大切なのかなと後から振り返って感じてます。

 

あとは、グズグズっと夜中にした時は基本的に、しばらくそのままにしてます。

自分で眠れることが多いです。たまにお水を飲ませたり、少し背中を撫でたり、トントンしたりはありますが、それらもグッとしばらく見守ってから、眠りに戻れなさそうにだけやりました。

ある程度眠るのが上手になってくると、逆に触られるのが煩わしいようです。

あとは、子供の体温が高めだから、自分よりも暑がりなんだと特に冬場は暖かくしすぎないように気をつけました。

 

特殊なことはしてませんが、私の『夜泣き』対策 ならぬ 『日内リズム』形成へ気をつけていたことでした。

実際に『夜泣き』がきたら。。。経験からのアドバイスでなく恐縮ですが、パートナーのサポートが得られればしっかり使って、お母さんが背負い込みすぎないようにしてくださいね。

絶対に終わりがきます!!

なので、今だけ、今を乗り切れば大丈夫!と信じて頑張ってください。

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